室蘭スタッフブログStaff Blog

2018.05.19

成田智昭成田智昭

真面目に性能を語ってみます。

ブログ

成田です。

先日のブログで、HEAT20については・・・

ということを書いてしまったので、

今日は、まじめに家づくりについて語ります。

長くなるかもしれませんので、お飲み物をご用意ください。。

さて、まずHEAT20についてですが、

住まいのウチイケは賛助会員として参加しています。

「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」

の略称です。このHEAT20が提案しているのが、

G1,G2という二つの断熱グレードなのですが、

住まいのウチイケの主要エリア室蘭・苫小牧地区の2地域を例にすると、

平成28年省エネルギー基準(公的基準といったらいいでしょうか...)が、

外皮平均熱還流率UA値0.46

HEAT20推奨基準(民間基準)

G1で、0.34

G2で、0.28

になります。UA値は小さいほど性能が良いと判断できる(条件により)ので、

かなり、高い水準が求められているわけです。

賛助会員の方々は、難なくクリアできる水準ですが、

実際には、まだまだ性能を考えない住宅建築が多いのが現状です。

そんな中、次の基準は?

という、意見交換会での話がありました。

私の個人的意見としては、早く作ったほうがいい。

なのですが、理由は簡単です。

テレビなどでもそうですが、新しい技術で作ったものが発売され、

それに追随するように、全体のレベルが上がると持っているからです。

ZEH(ゼッチ)が、今年は何となく浸透してきているような気配の中、

当社施工(これからですが)の図面を見ていて思うことがあります。

性能が悪い家は、部屋を細分化することでエネルギー量を減らしたり、

給湯機などに高性能な設備を投入するのですが、

住宅としての性能。つまり、居住性が考慮されなくなってしまうことがあります。

意見交換会でもこの点で、近畿大の岩前先生が発言されていましたが、

工業的な性能は、あって当たり前の時代がすぐそこに来ていると思います。

住まいのウチイケは、十数年前からそういう考えなので、

ZEH住宅のプランが、多種多様というか、個性があるというか、

1つとして同じものがありません。

エネルギー的に不利な、吹き抜けがあったり、

玄関からリビングまで開放的なプランだったり。

2階にセカンドリビングというのもありますね。

申請書を作成する際には、大変な思いをしますが、

これが、これからの住まいづくりになっていくのではないでしょうか。

お客様は、性能が当たり前にあるからこそ、間取りに集中できる。

家族が住みやすい家がどんなものなのか。

ゆっくりと考えることができるような気がします。

住宅性能と健康についても研究結果が出てきている中、

経済的で、健康的で住みやすい家の追求が、これからもっと進んでいきます。

デザインだけで選ぶ、性能だけで選ぶ時代が終わりそうです。

私たちももっと、広い視野で勉強をしなければいけません。。

住宅購入者向けのパンフレットもありますので、

簡単なところから、豊かな家づくりのスタートをしていただければと思います。

http://www.heat20.jp/HEAT20_pamph2018.pdf

クリックでパンフレットPDFがダウンロードできます。

なんだかうまく書けていませんが、長すぎるのでこれでやめときましょう。

DSC_0673.JPG

今回始まったHEAT20表彰制度の様子。

書類提出の時間が取れず、、、ということで、

賞をいただくことができませんでしたが、

次に向けて、毎月業務としてHEAT20ラベル発行作業をしたいと思います。

誰か、お手伝いお願いいたします。。


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室蘭、登別、伊達、苫小牧の新築・注文住宅は住まいのウチイケ。
省エネルギー性能の優れた住宅を提供、リフォームも対応しています。
モデルハウスも常時見学可能ですのでお気軽にどうぞ。

住まいのウチイケ http://www.uchiike-home.co.jp

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